顧客情報でインサイダー容疑、元銀行員逮捕へ(読売新聞)

 あおぞら銀行(東京都千代田区)の融資審査部門に所属していた男性元行員が2008年頃までに、顧客企業の内部情報を悪用してインサイダー取引を行っていた疑いが強まり、東京地検特捜部は22日、金融商品取引法違反容疑で元行員の取り調べを始めた。

 元行員は数百万円の不正な利益を得ていたとみられ、容疑が固まり次第、逮捕する。銀行員が在職中に行ったとされるインサイダー取引の摘発は、02年に東京三菱銀行(当時)の元行員が事前に入手した株式公開買い付け(TOB)の情報をもとに上場企業の株式を買い付けたとして、在宅起訴されたケース以来となる。

 捜査関係者によると、元行員はあおぞら銀行本店に勤務し、各支店から持ち込まれる顧客企業の融資案件について、信用や担保価値をもとに、融資を行うかどうか審査する業務に携わっていた。その過程で08年頃までに、担当していた上場企業の財務状況や業績にかかわる内部情報を入手し、こうした情報が公表される前に、知人名義の証券口座で株を売買し、数百万円の不正な利益を得ていた疑いが持たれている。元行員はこれまでの調べに容疑を否認しているという。

 同法は、会社関係者や、会社関係者から情報を得た人などが、企業の公表前の内部情報をもとに株を売買することを禁じている。金融機関は、融資契約を通じてこうした企業情報を直接入手出来る立場にあることから、審査を担当していた元行員は、同法の「会社関係者」に該当するとされる。

 特捜部は、元行員が立場を悪用した極めて悪質なインサイダー取引との疑いを強めており、強制捜査によって全容解明を図る必要があると判断したとみられる。

 また、元行員は当時、約40社の株を売買していた。証券取引等監視委員会は昨年6月、元行員が同行の融資先が予定しているTOB情報をもとにインサイダー取引を行った疑いがあるとして、同法違反容疑で同行本店などを捜索。特捜部と監視委は、元行員がほかにも複数の銘柄でインサイダー取引を行っていた疑いがあるとみている。

 元行員は今年2月、同行を退職している。

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